映画「君は僕を好きになる」ロケ地巡り

 

こんにちは、ズル大佐です。

次のロケ地巡りは、大好きな映画「君は僕をスキになる」でした。コロナ禍の中2、3年前から少しずつ写真を撮り貯めていたのですがやっと記事にすることができました。

映画「君は僕をスキになる」は、バブル経済真っ只中の1989年11月3日に公開された映画です。古い日本映画ですが、ズル大佐の大好きな斉藤由貴がとっても綺麗に撮られている映画であることと、山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」がエンディングに使われていたりして、ズル大佐が何回も見返している思い入れの強い映画なのでロケ地を巡ってみました。

制作は東宝とプルミエ・インターナショナルで、監督は渡邊孝好。脚本は野島伸司が担当し、あの秋元康が企画だけでなくなんと劇中にも出演してます。

ストーリーは、クリスマスの前になると必ず男性に振られてしまうという浜田知佳(山田邦子)と、プリンを作って読書をするのが好きな神林苫子(斉藤由貴)、 性格が全く違う二人がひょんなことから知り合い親友になります。しかし、二人が「今年のクリスマスイブを共に過ごしたい」と願う相手は同じ男性だと分かった時、二人は友情をとるか、恋愛をとるかという選択肢に迫られます。

男性陣は、イケメンでモテモテ会社員の太宰亨輔(加藤昌也)と太宰の同僚で真面目で誠実な芥川純平(大江千里)です。二人はそれぞれが神林苫子(斉藤由貴)と偶然の出会いをし彼女に惹かれるのですが…。

映画終盤で山下達郎の「クリスマスイブ」のBGMが流れる中、斉藤由貴が電車で愛する人に会いに行きます。この映画は、はっきり言ってこのラストのシーンの為だけに存在してます。1988年から1992年に深津絵里や牧瀬里穂などが出演した伝説のテレビコマーシャル「クリスマス・エキスプレス」をそのまま映画のワンシーンにしたようで感動のフィナーレを飾ります。

 

 

これより掲載の画像は、上が劇中の物で下が現在の画像となります。バブル期の若者4人の恋愛を描いた映画「君は僕を好きになる」のロケ地の記録です。35年くらいの時間経過を比較してみてください。


大田区仲池上1丁目にある、道路を1本隔てて隣り合わせのマンションに神林苫子(斉藤由貴)と浜田知佳(山田邦子)は住んでいます。

冒頭のシーンで浜田知佳(山田邦子)がマンションの屋上から虚偽の投身自殺をするところから物語は始まります。緑色のマンションの屋根に浜田知佳(山田邦子)が立つ様子を撮影できるのは、神林苫子(斉藤由貴)のマンションのベランダからしかできないので別の角度の路上から撮ったもので雰囲気だけ見てください。

 

浜田知佳(山田邦子)の飛び降り自殺を目撃した神林苫子(斉藤由貴)は、落ちているであろう浜田知佳のマンションの裏に生死を確認に行きます。

画像左が神林苫子(斉藤由貴)のマンションで、仲池上オリエントコート(大田区仲池上1丁目3−3)

画像右が浜田知佳(山田邦子)のマンションで、ヴェルドール芳花園(大田区仲池上1丁目2−17)現在も同じマンションが建っておりほとんど変化していません。道の奥に見えるのが、二人が通勤で使い劇中何度も出てくる歩道橋です。

 

浜田知佳(山田邦子)の虚偽の飛び降り自殺をきっかけに知り合った神林苫子(斉藤由貴)は、親睦を深めるため?に公園でパーティーをする。

この公園は、「仲池富士見児童公園」と言って扇状の滑り台が特徴的な公園です。場所は神林苫子(斉藤由貴)のマンションの裏手(大田区仲池上1丁目3)にあります。

 

 二人の後ろに見える太陽の絵は消えてしまってます。

 

ビールを冷やしている水飲み場はセットかと思っていましたが本当にありました

 

公園パーティーを経て神林苫子(斉藤由貴)と浜田知佳(山田邦子)は親友?となり、一緒に出勤します。二日酔いで遅刻しそうな神林苫子が愚痴をこぼしながら駅に向かいます。夏のシーンなのか二人の服装は半袖のブラウスとワンピース姿です。

後ろの白いマンションが神林苫子(斉藤由貴)のマンションです。

 

二人の住むマンションのすぐそばに線路を何本も跨ぐ歩道橋があります。

 

神林苫子(斉藤由貴)と浜田知佳(山田邦子)が通勤に使っている最寄り駅は、映画を見ているだけでは二人の住むマンション(大田区仲池上1丁目)の近くの歩道橋を渡った先にあるように思えますが、実際はJR東神奈川駅(横浜市神奈川区東神奈川1丁目)でまったく別の場所です。

 

第二京浜道路沿いにあるJR東神奈川駅西口に向かって走る二人。昔は西口階段を降りた所に公衆トイレがありましたが、現在は餃子の王将が建っています。

 

餃子の王将の向かいにJR東神奈川駅西口の階段があります。劇中では「舞花駅」との表記がありますが、これは映画用に取り付けたものです。ちなみに千葉にある東京ディズニーランド最寄駅のJR舞浜駅は、この映画公開の約1年前に開業していました。

ズル大佐も舞花駅が実際にあるのかと思っていましたが、東神奈川駅に偽の看板を取り付けているとは思いもよりませんでした。ディズニーランド近くの舞浜駅かと騙された方もいたかもしれませんね。

 

階段を駆け上る苫子、コケた知佳が「待って!親友でしょ〜!」と叫ぶ。苫子は「親友じゃありませ〜ん。」

 

知佳が「あんたがロンパールームの困ったちゃんだったってバラしてやる!」と脅すと、苫子は狼狽えながら「もう時効です!」

 

苫子を出し抜き東神奈川駅の改札を通る知佳。1989年当時はまだ自動改札ではなく切符切りの駅員がいます。

 

改札を抜けてホームに降りる二人。JR東神奈川駅はまだ昔の姿が残されていました。

 

神林苫子は京浜東北線の車内で痴漢(桜金造)に遭うも浜田知佳に助けられる。苫子が目指す駅は山手線の五反田駅です。京浜東北線から山手線に乗り換えたと想定すればこの駅は品川駅ということになります。現在の品川駅はこの頃とは激変しましたので今となってはよく分かりません。

 

神林苫子(斉藤由貴)と芥川純平(大江千里)が出会うのは、JR五反田駅前の横断歩道。ぶつかった二人はメガネを飛ばしメガネも空中で交差します。背景のビルのいくつかは面影が残っていますね?その中の看板にメガネの表記がありますが、これは映画スタッフが意図的に入れたそうです。

 

落ちたメガネを探す二人。極端な近視のためメガネを取り違えてします。

 

横断歩道を渡り終えたところでメガネに違和感を覚える芥川純平。駅前交番は昔のまま同じところにあります。交番の左の公衆電話は無くなり都営地下鉄浅草線五反田駅のA3出口が出来ています。

 

「あっ!間違ってる。」と、メガネを取り違えたことに気づいた芥川純平。この画像だと分かりやすいのですが、五反田駅前の横断歩道は二つの横断歩道の間に中の島があります。昔は小さめでしたが現在はかなり大きい中の島になっています。

太宰亨輔(加藤昌也)は誰構わず女性を口説きます。この日は出勤と同時に受付嬢に声をかけます。この受付嬢は、元サッカー選手ゴン中山夫人の生田智子さんです。

ちなみに、太宰亨輔(加藤昌也)と芥川純平(大江千里)、浜田知佳(山田邦子)は同じ大手化粧品会社に勤めています。

 

図書館で働く神林苫子(斉藤由貴)はメガネを取り違えたため仕事にならない。本を借りに来た「遠藤琢也」の名前を「猿藤豚也(さるとうぶたや)」と読み間違えます。この男性がこの映画企画の秋元康さんです。今や芸能界の重鎮ですね?

暦を見ると9月となっています。返却期日が21日ということは9月10日くらいかと思われます。まだまだ暑いです。

 

太宰亨輔は、叔父でもある社長(宍戸錠)に呼び出されお見合いを勧められます。桐箱に入っていたお見合い写真のお嬢様は、現在「科捜研の女」で活躍している沢口靖子さんでした。沢口靖子さんは1984年の第一回東宝シンデレラでグランプリを受賞しており、同回で斉藤由貴もファイナリストに選出されています。沢口靖子さんは、グランプリ受賞後「刑事物語」や「ゴジラ」などの東宝映画に出演し、1985年のNHK連続テレビ小説「澪つくし」でヒロインを演じました。ちなみに澪つくしの次が「いちばん太鼓」という番組でその次が斉藤由貴主演の「はね駒」です。

見合いが嫌な太宰亨輔は、咄嗟に社内に意中の女性がいると嘘をついてその場をやり過ごします。

 

エレベーターの中でモテモテの太宰亨輔!ここで女性達から浜田知佳には失恋に免疫があると聞かされます。

 

今朝の痴漢を撃退したお礼に飲みに付き合えと、浜田知佳が図書館の神林苫子に私用電話を架けてきます。そして行ったバーで見かけたイケてる美女が高橋ひとみさんでした。美女の真似をしてカウンター上に酒を滑らせて男に奢るシーンは笑えます。斉藤由貴主演の「スケバン刑事」の敵役も高橋ひとみさんでしたね。

太宰と芥川が働く会社で、広告のスチール撮影のモデルをやっているのは羽田美智子さんです。羽田美智子さんは、この映画の中で太宰や芥川の働く化粧品会社の広告モデルを演じていますが、この映画製作時に現実の資生堂プルミエの CMに出ており、その広告がそのまま劇中で使用されています。

 

また飲みすぎて二日酔いの二人はマンション近くの歩道橋を渡って出勤します。下には東海道新幹線をはじめ多くの電車が通過するため、いたずら防止のためか歩道橋両脇の壁が高くなり閉塞感を感じます。

 

神林苫子が勤める「白金台図書館」の近く。奥の看板には「白金台自然教育園」の看板があります。それでズル大佐はてっきり白金台図書館は東京都港区白金付近に在るものだと思い込んでしまい長年探していたのですが、この看板は映画用の大道具で、実際には横浜市西区の野毛山動物園の近くに存在する横浜市中央図書館がロケに使われておりまったく別の場所でした。

 

神林苫子が勤める図書館は、横浜市西区老松町にある横浜市中央図書館です。この映画に出てくる建物は当時のもので、現在は1994年に竣工した新しい建物が建っています。映画の中で図書館の壁には「白金台図書館」の表示が掛かっており、すっかり騙されました。

 

太宰と芥川の会社では、太宰意中の女性は誰なのか?女性社員達は腹の探り合いとなり「社内で密かに育まれた愛が今!太宰亨輔のステディは君だ」という会が開かれます。会社で何をやっているのだろう?と思いますがバブルなので大目に見ましょう。ここで太宰は失恋に免疫があると聞いていた浜田知佳を選ぶのですが、気になるのは開催した男友達の左端に変な格好をした人物がいます。この人物こそ、この数年後にブレイクする下積み時代の豊川悦司さんです。

 

図書館の女子職員達が仕事帰りに歩くその後ろには、羽田美智子さんがモデルをやっている資生堂プルミエの広告看板があります。神林苫子はなぜか犬に興味を持っているみたいです。

 

太宰亨輔(加藤昌也)を含むイケメン達が飲んでる側で、神林苫子(斉藤由貴)達モテない図書館女子達がやさぐれながら飲んでいました。苫子は向かいの席に座る太宰亨輔(加藤昌也)のライターを何気に見つめているとなぜか犬が憑依してしまう。彼らが飲んでいたのは、渋谷区神宮前6丁目25−16にある「いちご神宮前ビル」地下のレストラン。現在でもビル地下に飲食店があるようですが、レストラン内部のシーンは別の場所での撮影かもしれません。

犬になった苫子が階段を上がってきたビル1階は歩道ギリギリまで広げられていますが、外壁は当時と同じ白いタイルが残されています。見にくいですが当時の右端の銀色の看板に「23」の文字が見られます。現在の看板には「STUDIO 23」の文字が大きく記載されています。「23」に共通点がありますが、「23」の名が付く会社がずっとここで営業しているのでしょうか?

 

犬になった神林苫子(斉藤由貴)が太宰亨輔(加藤昌也)に馬乗りになり襲いかかった歩道の様子です。この後太宰亨輔(加藤昌也)がよじ登る電柱は地中化され無くなってます。左端の街路樹や柵は当時のままのようです。

大きく変わったのは、画像奥の歩道橋がなくなっていることです。2013年のGoogleストリートビューを見ると、ほんの数年前までこの歩道橋はあったようです。

このロケ地を探し出すのには結構苦労しました。DVDのオーディオコメンタリで原宿の近く明治通り沿いという事は判明していましたが、大きな手がかりになると思われた歩道橋が現在は無くなってしまい探すのに苦労しました。

 

数日後、太宰亨輔と浜田知佳、芥川純平と神林苫子はそれぞれデートをするのですが、奇遇にも同じレストランに居合わせる。(浜田知佳は泥酔していて気付いてませんが)この時にロケに使われたのが「マンボウズ」というレストランです。マンボウズのロケは3日間貸切にして2回分のシーンを撮影されたそうです。

1回目のマンボウズ店内のシーン前に、山下公園からと思われる観覧車が見える港の画像が挿入されていますが、マンボウズが在るのは表参道です。

芥川純平が泥酔している浜田知佳を介抱している間、太宰亨輔はマティスの絵を観ている神林苫子に気づきます。マティスの絵と大きな水槽が印象的なレストラン内装ですが、水槽はマンボウズという店名から元から有ったものと思われます。一方、マティスの絵は DVDのオーディオコメンタリーによるとこの映画のために描かれたものだそうです。

 

 

太宰亨輔は、神林苫子の勤める図書館に押しかけてドライブに誘い出した。太宰亨輔が運転するサーブのカブリオレが走るのは港区高輪1丁目の桜田通りです。すっかり周辺は変わってしまっていますが、奥に見える青い道路表示や濃い茶色で三角形のマンション、その左の薄い茶色のマンションなどは現在も残っています。自動車は高輪から五反田駅の方向へと走っています。

 

ドライブの後、みなとみらいの観覧車が見えるレストランで太宰亨輔から告白された神林苫子は、翌日の出勤時もなんとなく浮かれている。浜田知佳も苫子の変化に気づいた様子である。苫子の相手が自分の彼氏だと思っている太宰とも知らずに(泣)

出勤のシーンはいつものマンション近くの歩道橋です。秋らしい服装に変わってきましたね。

 

 

歩道橋を渡り駅に向かって坂を登る二人。左側に造園業の会社が有ったのですが、現在はマンションが立ち並んでいます。

 

神林苫子のことが好きな太宰亨輔はこの日も図書館に迎えに来て公園で語り合います。この公園はセットでラストシーンにも使われています。

 

公園の後、苫子は太宰のサーブカブリオレでマンションまで送ってもらいます。

 

ズル大佐もロケ地巡り当時の愛車でやってみました。ズル大佐がオープンカー好きなのはこのシーンのせいだと思います。斉藤由貴さんみたいな彼女をオープンカーで送ってみたいです。

 

恋に目覚めた神林苫子と浜田知佳は、女磨きをすべくメガネをやめ化粧品や洋服を買い、ジムやエステに勤しみます。苫子もメガネを外すととっても綺麗です。

 

浜田知佳(山田邦子)は親友の神林苫子(斉藤由貴)に自分の彼氏太宰亨輔を紹介するためレストランに誘う。ロケに使われたのは「マンボウズ」、2回目の登場です。

二人を乗せたタクシーが角を曲がるところ。この左の建物は「表参道スクエア」という商業ビルで、地下に「マンボウズ」がありました。

画像では光ってしまい見えなくなっていますが、中央の当時の看板にはロイヤルホストの表記が見えます。現在はフライングタイガーが営業しています。

 

タクシーを降りた二人。当時の画像に青い文字でマンボウズの表記が見えます。

ズル大佐もマンボウズでロケが行われ表参道にあるのは知っていたのですが、ロケ地巡りをするかなり前に閉店してしまいました。現在は「バルバッコア青山本店」というブラジル料理のレストランが営業しています。4人がダンスしたフロアー、お酒を飲んだカウンターはもうないでしょうが、今行ってみても店内へのアプローチなど当時の雰囲気が感じられるかもしれません。

東京都渋谷区神宮前4丁目3-2 B1F「バルバッコア青山本店」

 

とうとうマンボウズで4人が一堂に会する事となってしまう。ここで苫子は太宰が浜田知佳の彼氏だったことを知ってしまう。太宰も苫子と知佳が親友だったと初めて知ることになる。浜田知佳だけは何も知らない。芥川純平だけは全て知ってたんだけどねぇ。

ショックを受けた苫子はレストランを飛び出してしまう。

 

翌日、雨の中図書館へと向かう神林苫子。野毛山動物園の近くでのロケですが、この雨はスタッフさんが降らせたものでしょうか?道路が濡れているし本当の雨のように見えますが、もし雨の演出だとしたら物凄い手間が掛かっていますね。

このシーンで太宰亨輔は神林苫子に弁解をしますが、「軽蔑します」と言われてしまう。そして会社に向かい浜田知佳に本当に好きなのは神林苫子だ!と告げ芥川純平に殴られます。

 

全てを知った浜田知佳は雨の中会社を飛び出し芥川純平が追いかけます。二人が走るのは、港区芝浦3丁目7にある「かすみ橋」です。

 

かすみ橋を渡るとすぐに左折し「かとり橋」の上で追いつく。

 

かとり橋上の二人の背後には東京モノレールが走ってます。

 

 傷ついた神林苫子と浜田知佳だったが、12月23日の夜、苫子の部屋で太宰亨輔の写真を踏み絵する謎の儀式を経て二人は友情を再確認する。

クリスマスイブの朝、神林苫子は玄関扉の隙間に挟まったカードを見つける。またまた二日酔いの二人が仲良く出勤する。

クリスマスイブの夜、神林苫子と浜田知佳はレストランで食事をする。苫子がトイレに立った時、知佳は苫子の本に挟まったカード見てしまう。カードには「PM7:00 百段坂公園 太宰亨輔」のメッセージが。

苫子の気持ちを慮った知佳は、一芝居打って今晩は芥川純平と約束していたのと嘘をつき食事会をお開きにする。

レストランを出てエスカレータを登ってきたのは、大崎ニューシティのOパティオです

大崎ニューシティは、大崎副都心整備における先駆けとして1987年1月に開業しました。「君は僕をスキになる」が公開されたのは1989年11月なので、当時は最新の複合施設だったんでしょうね。

 

Oパティオから大崎駅へと繋がるO歩道橋で知佳を見送る苫子

 

「頑張れよ〜」と、苫子に対してなのか自身に対してなのか独り言でエールを送る知佳。背景に大崎ニューシティのネオンが見えます。

 

ここからがこの映画の醍醐味です。ここからシーンのためにこの映画は存在します。

山下達郎の「クリスマスイブ」がBGMに流れる中、斉藤由貴演じる神林苫子は愛する太宰亨輔が待つ百段坂公園に向かいます。

クリスマスイブの夜、知佳が気を利かせて食事会をお開きにしたのに苫子は部屋でこたつに入ってました。でも百段坂公園で待つ太宰亨輔が気になり居ても立っても居られなくなり青い傘をさし青いコートを着て公園に向かう。

マンションのエントランスは昔のままです。

 

舞花駅(JR東神奈川駅)に走って向かう神林苫子。

 

舞花駅(東神奈川駅西口)の階段を駆け上がる神林苫子。

 

ホームに入ってくる桜木町行きの京浜東北線、通勤とは逆の方向ですね。美しい斉藤由貴。

 

どの駅で降りてタクシーに乗ったのかは不明ですが、タクシーが停まったのは現在も営業している横浜元町の堀内歯科クリニックの前です。クリニック脇階段の先に目的の公園はあります。

神奈川県横浜市中区元町2-101-1 堀内歯科クリニック

 

階段を登る神林苫子。

 

ハア、ハア言いながら階段を登る神林苫子。ここまでロケです。

 

そして階段を登った先にあったのが「百段坂公園」ですが、この公園はセットです。ロケ地の苫子が登った階段の先にも「元町百段公園」という似たような名前の公園があります。

神奈川県横浜市中区山手町「元町百段公園」

 

ライターを灯し「君は、僕を好きになる…。愛してます。」

東京ラブストーリーロケ地巡り最終話

東京ラブストーリーロケ地巡りOP
東京ラブストーリーロケ地巡り第1話
東京ラブストーリーロケ地巡り第2話
東京ラブストーリーロケ地巡り第3話
東京ラブストーリーロケ地巡り第4話
東京ラブストーリーロケ地巡り第5話
東京ラブストーリーロケ地巡り第6話
東京ラブストーリーロケ地巡り第7話
東京ラブストーリーロケ地巡り第8話
東京ラブストーリーロケ地巡り第9話
東京ラブストーリーロケ地巡り第10話
東京ラブストーリーロケ地巡り最終話

こんにちは、ズル大佐です。 まずは最終話のあらすじ。
このあらすじはロケ地巡りの為に書いたもので、変な文章や回りくどい表現がありますが、あしからず。

第11回 東京ラブストーリー 1991年3月18日放送

「さよなら」

小学校の校庭で会った二人。
校舎の柱に刻まれた二人の名前を見ながらリカは、これから10年、20年も残るのかなぁと言うが、完治は廃校が決まっており取り壊されると告げる。

三上はさとみが、完治のことで悩んでいるのではないかと心配してさとみの勤め先を訪れた。

バッティングセンターで、尚子は別の男と結婚したと伝えた。

二人はいろいろあったが、また友達関係に戻って楽しく話せるようになっていた。

完治は約束だった故郷の町を案内した。(肱川、大洲旧市街のおはなはん通り、大洲神社)子供の頃の思い出の場所を巡りながら、お互いの気持ちを話す。

たばこ屋がある通りを歩く三上の前に、新婚旅行から戻ってきた尚子が現れる。行きの飛行機が着いたその便で、そのまま引き返してきたのだ。新郎も親も捨てて三上の胸に飛び込んできた尚子をしっかり抱きしめる三上。

伊予鉄道梅津寺駅近くの堤防で、完治を好きだったことを胸の奥にしまってロスへ行くと言うリカに、もっと楽に生きろと言う完治。

完治に抱きつきリカは、「最後のお願い、駅で待ってる。」と言う。

午後4時48分の電車に乗るから気持ちが変わったら来てと駅の方に去っていくリカ。完治は一人、海を見ながらたたずんでいた。

電車の出発時刻がせまる中、完治は梅津寺駅に向かって走り出した。リカの乗る予定の電車に駆け乗り、乗客を見渡したがそこにリカの姿はなかった。電車が走り去った後、駅員にリカのことを尋ねると一本前の午後4時33分の電車に乗って行ったと教えられた。リカが立っていたという場所に近づくと、そこには完治がリカに貸したハンカチが結んであり「バイバイ、カンチ」と書かれていた。

一本前の電車に乗ったリカは、完治との出会い、楽しかった出来事を思い出し一人涙にあふれていた。

数日後、完治のアパートにリカから絵葉書が届く。完治と出会えてよかった。また、会えるよね?と。

そして3年後、

三上と尚子の結婚式にやっと二人の結婚を許した尚子の両親が現れる。

式の後、グランドプリンスホテル高輪国際館パミールの階段で完治・さとみ夫妻から祝福を受けた。

結婚式の帰り道、完治は表参道河合楽器の前で向こうから歩いてくるリカとすれ違い、声をかけた。振り返るリカは、完治とさとみが結婚したことを知りおめでとうと伝える。さとみは、二人で同窓会をしてきてと気を利かせその場を離れた。

二代目日本青年館の屋上で、完治のことを永尾君と呼ぶリカは、永尾君を好きになり、好きになってくれたことを大切に思っている…。と元気に話す。

3年前同時に振り返って別れた思い出がある代々木公園イベント広場で、昔と同じように同時に振り返り別れる二人。「カンチ!」と呼んで、笑顔いっぱいに手を振るって去っていくリカの後姿を黙って見送る完治だった。

リカは三菱石油の前を通ると、3年前のここでの出来事を懐かしみ、再び日本青年館の屋上に登ると、夕焼けに映える新宿の高層ビル群を見つめていた。


小学校(久万中学)でリカと再会したカンチは、自分の生まれ育った街を案内する。
大洲市の肱川河川敷を歩きながら、台風が来るとワクワクした話をする。
実際、平成30年7月7日の豪雨で肱川が氾濫し9名の方が亡くなりました。完治の実家のある大洲の旧市街は水害から免れたそうです。


大洲市旧市街の「おはなはん通り」を歩く二人。
この辺りは昔からの町並みが保存されており、リカと完治が巡ったロケ地の建物の多くは修繕されほぼそのまま残されています。左の建物も外壁が綺麗になっておりアスファルト舗装は石畳に変わってます。

 

この画像もおはなはん通り。後ろの建物はそのままです。

 

大洲神社の手水舎は同じものが建ってます。
カンチがハンカチを貸してあげると「洗って返すね!」と言ってバッグの中に。しかしこの後、ハンカチに落書きされた挙げ句駅に放置される(笑)

 

二人でお参りした社殿は建て直されました。
狛犬の位置も変わってますね。
この時、リカはどんな願い事をしたんだろう?


お参りを済ませ石段を下る。大洲の町が一望できる場所でしたが、現在は木が伸びて見通しが悪くなっています。



大洲神社の石段は昔そのまま。

 

神社の禁止看板ですが、よく見ると当時と筆跡がまったく同じ!
ということは、28年前の看板がそのまま残っています。

 

 

目黒駅近くのタバコ屋のある通り。東京都品川区上大崎3丁目4-9あたり

劇中何回か出てくるこの場所、三上もリカもタバコ屋の方向に歩いてますが、その先にカンチやリカの部屋はありません。むしろ逆方向です。
三上の前に千葉ナンバーのタクシーが停車すると…。

 

新婚旅行からトンボ帰りしてきた尚子が降りてきました。背景のマンションは当時のまま。

 

おはなはん通りのすぐ近く。画像ではよく見えませんが、リカの背後に赤いポストが立ってます。背景の家はリフォームされてますが窓サッシなどに面影が残ります。
この時リカは、カンチを待つ間に絵葉書を書いていたようです。この直後ポストに投函します。

 

場所は変わって梅津寺駅近くの堤防です。
堤防に段差があったのですが、現在は継ぎ足され高さが揃ってます。


堤防内に「梅津寺パーク」という遊園地があったのですが、2009年3月15日閉園しました。2010年5月より愛媛FC(J2リーグ)の練習場「愛フィールド梅津寺」になりました。


ズル大佐が撮影した日は雲ひとつない快晴でした。28年前のあの日も同じ真っ青な空だったんですね?


リカが「気が変わったら駅に来て、最後のお願い。」と完治に抱きついた背後の灯台は昔のまま。


カンチが佇む桟橋は無くなってしまいました。

 

堤防に完治を残し梅津寺駅に向かうリカ。駅前には大きな建物があったようですが、現在は広い空き地になってます。


梅津寺駅のホームで電車を、いや、カンチを待つリカ。


リカが立っていた場所の柵には今でもハンカチが結ばれています。ズル大佐が結んだハンカチは一番左です。


リカが乗ると言っていた電車の時間が迫り駅に向かって走るカンチ。梅津寺公園の梅林の中を時計を見ながら急ぎます。

 

踏切を走って渡る!


改札も無視して走る!


しかし、リカはいませんでした。柵には大洲神社でリカに貸したハンカチが結ばれてました。


ズル大佐も「バイバイ カンチ」と書いたハンカチを結んできました。
「バカ」に見えますが、「バイバイ カンチ」です。

 

途方にくれるカンチ

 

リカを乗せた電車は夕焼けの中走ります。


さようなら、カンチ(涙)

 

東京に戻ったカンチが出勤するのは神泉町交差点近く、当時は商店が並ぶ町並みだったようですが、現在は渋谷ガーデンタワーが建ってます。


さとみとカンチが歩くのは渋谷橋交差点の近く天桂禅庵というお寺の前あたり。


リカを失ったカンチは寂しそう。


そんなカンチの元へ、リカが大洲市で投函した絵葉書が届く。
消印が平成3年3月25日ということは、この放送の7日後なので小道具さんが作ったものでしょう。また、品川区戸越7丁目という住所は存在しません。もちろんクレドール品川というアパートもありません。

 

心にポッカリ穴が空いたカンチ。リカと何度か喧嘩した富ヶ谷公園のブランコに座り、リカの事を思い出しているのか?完治の座るブランコは当時と同じものが残っていますが、画像左側の第8話終盤でリカが登っていた滑り台や天蓋付きの大型ジャングルジムは小さな滑り台になってしまいました。


追伸、元気ですか?

そして時は流れ…。

 

三年後、三上健一と長崎尚子は結婚する。式を挙げたのは尚子が1度目の結婚式をしたグランドプリンスホテル高輪と同じ敷地内にある国際館パミール。


さとみとカンチも結婚しました。二人が歩くのは表参道の河合楽器(東京都渋谷区神宮前5丁目1-1)の前あたり。

 

リカと偶然出会う!

 

 

二人だけの同窓会。二代目日本青年館の屋上で話した後、思い出の代々木公園イベント広場にやってきた。


いつだったか、こんな事あったな。
あった、あった。
じゃあ、いつかみたいに せーので後ろ向こう。
OK
せーの


カンチ

カンチ!

大きく手を振ってカンチと別れ、

 

思い出のガソリンスタンドの前を通り、

 

缶を蹴っ飛ばしたなぁと思い出しながら、


二代目日本青年館の屋上から夕日を見つめるリカ。

東京ラブストーリーロケ地巡り第10話

東京ラブストーリーロケ地巡りOP
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東京ラブストーリーロケ地巡り第10話
東京ラブストーリーロケ地巡り最終話

こんにちは、ズル大佐です。 まずは第10話のあらすじ。

このあらすじは、ロケ地巡りの為に書いたもので変な文章や回りくどい表現がありますがあしからず。

第10話 東京ラブストーリー 1991年3月11日放送

「約束」

次の日、リカは会社でカンチとすれ違うが、言葉を交わす事なく悲しい顔をするだけだった…。

西郷山公園に三上から呼び出されたカンチは、部屋にさとみが来てリカとの待ち合わせに行かず、きちんとした話ができなかったことを話した。「でも、けじめだけはつけろ。」と三上に釘を刺される。

会社の倉庫でカンチは昨晩行かなかったことをリカに謝るが、私も行かなかったと嘘を言ってカンチを避ける。

文京大学で三上は、一晩一緒に過ごした尚子に声をかけるが、結婚式の準備があるから忙しい、あれは遊びだったと言われる。

三上は完治を飲みに誘おうとハートスポーツ社へ行くが、先に出て来たリカと行くことにした。ZELDATで飲みながら、お互いに恋愛がうまくいってないと語り合い、リカは自分がいくらカンチを想ってもカンチは返してくれないと言う。

さとみを喫茶店に呼び出した完治は、リカがロスへ行ったからといって、自然に別れるというわけではない、ちゃんとリカと話をするまでは、まださとみへの返事はできないと話す。

さとみと表参道のB5口辺りで別れ、会社に書類を取りに寄った完治は、日曜日に一人で仕事をしているリカを見つける。話があると切り出すが、自分はもうすぐロスに行っていなくなるのだからもういい、話を聞こうとあの日待っていたのに、来なかったのが答えでしょ?とリカは言う。

何も言えず黙っている完治に、じゃ、私が振ってあげると言ってリカは会社を飛び出す。涙が溢れるリカは夜の街をあてもなく歩く。

カンチは先に、リカのマンション「ベルベデール祐天寺」の前で待っていた。

二人は四ツ谷の外濠公園まで歩いた。完治はロスへ行く前にきっちり別れを告げたくて、もうリカとやっていく自信がないと言うが、リカは「私別れない、絶対別れたりしない!」と、走り去っていった。

四ツ谷のしんみち通りを歩いて帰るカンチ。

アパート「クレドール品川」へ戻った完治にさとみから電話がかかってきた。今、リカと別れてきたと告げながら、リカとの思い出を語り始めた。リカの気持ちにこたえられなかった自分を責める完治。そして受話器の向こうで黙って聞いてるさとみの耳に、完治の泣く声が聞こえてくる。

グランドプリンスホテル高輪旧竹田宮邸洋館で行われる尚子の結婚式場に行った三上は、「俺と一緒に行こう。」とさながら映画「卒業」の様に連れ出そうとするが、「親を裏切ることはできないのよ、許して。こんな風にしか生きられない人間もいるのよ。でも、結婚する前にあなたと出会えてよかった。おめでとうと言って。」という尚子の言葉に式場を後にした。

翌日、完治は会社へ行くと和賀部長に呼ばれ、アルジャーノンで飲みながらリカが常務にロス行きを断りいなくなったと聞かされる。

いろんな場所(三上のマンション、リカのマンション)を探したが、目黒の白金台町歩道橋の上を歩いているときに、リカが自分の故郷に行きたがっていたことを思い出した。

翌朝完治は、さとみのアパートに行き、リカに会いに行くと伝えて飛行機で愛媛に向かった。

空港からバスに乗り枡形バス停で降り、大洲の町や肱川、大洲神社を探し実家に帰る。

翌日、砥部町の橋など当てもなくリカを探し回るカンチだったが、卒業した小学校(久万中学校)に行った時、リカとの会話を思い出し校舎の柱に彫った自分の名前の横に「赤名リカ」の名前を見つけた。

リカはやっぱり来ていたとわかって、走っていろんなところ(砥部町の畑・橋・国道379号線、大洲市の油屋・肱川・商店や郵便配達員などに聞き込みし、また砥部町の国道379号線でトラクターとすれ違う)を探すが、見つからなかった。

再び小学校へ戻り、しょんぼりとサッカーボールを蹴っていると後ろから「カンチ!」と呼ぶ声が聞こえてきた。

リカと出会うことができた。


カンチと三上が待ち合わせるのはいつも旧山手通りの「西郷山公園」
住所:目黒区青葉台二丁目10番28号
面積:10549.65平方メートル
開園年月日:昭和56年5月28日


公園内の東屋は無くなってしまいましたが、地面のタイルなど痕跡が残ってます。


リカと別れることばかり考えてるカンチは、表参道でさとみと会っていた。画像左端の水景を覚えていたのと完治の向こうに見える地下鉄の看板から現パラシオタワー(港区北青山3丁目6-7)の前辺りと思われる。

 

カンチがリカに別れを切り出すのは四谷駅近くの外濠公園
当時の柵が残っています。


同じく外濠公園、奥の木の枝ぶりからこの場所と思われます。中央の聖イグナチオ教会の鐘楼は建て替えられています。


現在の鐘楼は位置も若干変わったようです。

 

リカに別れを切り出した後歩くのは四谷の「しんみち通り」道路の白線や電柱の位置などは当時と同じですが、商店はほとんど変わってしまっています。

 

長崎尚子が結婚式を挙げたのはグランドプリンスホテル高輪にある「旧竹田宮邸洋館」
住所:東京都港区高輪3-13-1


カンチがリカは愛媛に行ったんじゃないかと閃いた歩道橋は、目黒通りにかかる「白金台町歩道橋」(品川区白金台5丁目22−12あたり)

 



ここからは愛媛ロケです。
ドラマの時系列に沿って写真を貼っていきます。

カンチが飛行機で降り立ったのは松山空港
空港の建物はリニューアルしました。


カンチの乗ったバスが走るのは、肱川に架けられた肱川橋。
ドラマの橋は古いもので、現在は新しい橋が架かっています。


バスを下車したのは大洲旧市街の枡形バス停


まずは伊予銀行大洲本町支店前(大洲市大洲38)を歩きます。


伊予銀行前の通りは、「本町二商店街」と言います。
画像にも本町二丁目の看板がありますが、この辺りの住所は大洲市大洲40(七福堂)なので住所表記が変わったんでしょう。ですが看板はそのままになってます。


さらに本町二商店街を東に進んだ場所です。柚子羊羹の建物(花月堂本店)は建て替えられています。「軽食・喫茶 杏」は閉店してしまったようです。杏があった場所の住所(大洲市大洲147)


電柱奥の建物は「アンティークなずな」として営業しています。
さらに奥の「リカーショップなおもと」は現在も営業しています。


同じく本町二商店街。

ドラマの大洲の町には、エキストラと思われる人々が結構歩いてます。でもズル大佐が訪れた時はほとんど人がおらず寂れた感がありました。 しかし大洲の方々は古い町並みを残し、「東京ラブストーリー」や「おはなはん」のロケ地案内板を設置したり大洲観光案内所で地元の特産品や野菜などを売ったりして町おこしを頑張っていました。 このブログをご覧になった方が、一人でも大洲の町を観光してみたくなったらなあと思います。


「おはなはん通り」です。現在は石畳になってます。


おばあさんと会話する背景の建物は取り壊されました。
現在は石垣部分だけが残されています。


肱川の河川敷に腰掛けるカンチ


同級生と会った場所の背景には大洲城


大洲神社の石段を登り大鳥居をくぐるカンチ


1日目は何も収穫なく狭い路地を通って実家に帰るカンチ。

 

カンチの実家の門。表札には「永尾英徳?」

 

翌日、砥部町の橋を渡るカンチ
この辺の住所は伊予郡砥部町岩谷口

 

卒業した小学校に行ったカンチ。
実は小学校ではなくて「久万中学校」
住所:上浮穴郡久万高原町久万600番地

 

小学校の柱に赤名リカの文字を見つけたカンチは、居ても立っても居られなくなり走る!
走るのは伊予郡砥部町岩谷口の橋のすぐそばです。
カンチが走ってたあぜ道はコンクリートで舗装され、用水路も整備されました。


朝渡った橋を逆方向に走る!


カンチが走るのは国道379号線。先ほどの橋の近くですが、カンチが走る方向に先ほどの橋があります。


走って飛び込んだのは大洲市の「油屋」という旅館。
現在は建物は壊され、同じ場所で古民家風の居酒屋として営業しています。看板の油屋の書体は昔のものを引き継いだようです。


大洲炉端 油屋
住所:愛媛県大洲市大洲42


ズル大佐は2夜連続で油屋さんにお邪魔しました。
炉端焼きの焼き場を囲むカウンターに座って、ご主人に延々とお喋りを付き合って頂きました。(平日であまりお客さんいなかったので)
ごちそうさまでした。


肱川でも聞き込み


商店でも

 

郵便配達員にも


とにかく走る!
大洲神社の石段下から


大洲の旧市街へと、走る!


しかし、手がかりは得られず途方に暮れるカンチが歩くのは、国道379号線砥部町の橋を山の方に数百メートル行った所。
住所:砥部町岩谷口540辺り


もう一度小学校に戻ったカンチはリカと再会をはたす。

カンチが卒業した小学校のロケ地久万中学の校舎は建て替えられてます。背景の山の稜線はそのままです。

カンチがサッカーボールを蹴ったゴールポストは校庭の西側にあったようです。


ゴールポストから右に旋回すると木造校舎が見えます。現在は昔の雰囲気は残しつつも新しい校舎が建っています。


カンチ!
ここでいいんだよね。
ここだよね。カンチの生まれた町。