東京ラブストーリーロケ地巡り第３話

こんにちは、ズル大佐です。　まずは第３話のあらすじ。

あらすじはロケ地巡りの為に書いたもので、変な文章や回りくどい表現がありますが、あしからず。

第３回東京ラブストーリー　1991年1月21日放送

「二人の始まり」

さとみはアパートの前で待っていた三上に、「永尾くんに振られちゃった。」と言った。なぐさめる三上に、「自分だけ関係ないみたいな顔して、優しくなんかしないでよ。」と言って部屋に帰ってしまう。

マックスロードから疲れて帰宅したリカは作りかけのジグゾーパズルを崩してしまう。

翌朝、リカは会社で完治を許すが恨み節を言う。

会社で仕事中の完治はさとみからの電話を受け、池袋で仕事の合間に会う約束をする。

池袋のアムラックス東京で商品の飾り付けの仕事をしているリカは、外を歩くさとみを見つけ東池袋中央公園で二人は話す。

そこにさとみと約束していた完治が現れ、リカは仕事に戻る。

アムラックス東京の喫茶店で、「友達のままでいよう…。」と完治に言われたさとみは困惑しもう一度完治と交際の話をしようとするが、さとみの心を知っている完治は、「もう、よそう。」と話をしたがらない。

アムラックス東京の正面玄関で、さとみを見送る完治を建物の中から見つめるリカ。

帰宅直後のさとみの元に三上の母親から電話があり、池袋のスパジオで預かったものを渡すため西新宿にある三上のマンションを訪ねた。部屋に上がるが、口紅の付いた吸殻やグラスを見てしまい怒って帰ってしまう。

リカは会社で完治に冗談を言ったり、夜に電話したりして失恋した完治を励まそうとする。

完治はマックスロードでの待ち合わせに遅れたお詫びに、リカと一緒にZELDATへ行った。そこには尚子といる三上がいた。気を利かして完治と三上を二人にするリカ。

三上は、さとみが完治に振られたと言って泣いていたことを告げると、さとみが好きなのはお前だと言う完治だったが、三上にはそんなことわかっている…。

三上に「良いのか？他の女を切って、さとみの気持ちを受け止めても。」と逆に言われてしまい、完治は「俺が口出すことじゃない。」と言い切ってしまう。

それなら「今度会うときは、あの頃とは違うからな。」といって席をたつ三上。

完治を元気づけるためカラオケ道場などをハシゴするリカだったが、旧山手通りから少し入った路上で、落ち込む完治は帰ろうとする。

すると、粗大ゴミの自転車に乗り「止めて～！」と坂を下るリカに驚かされ、ウチにおいでよと誘われる。

マンション「ベルベデール祐天寺」のリカの部屋に入った完治は、作りかけのジグゾーパズルを崩してしまい、責任を取って作り直すハメになる。二人で協力（喧嘩？）してパズルを作りながらさとみのことを話すが、カンチは「君には関係ない。」と言う。

朝方までかかってパズルを仕上げるが、１ピース足りなかった。
夜明けのコーヒーを飲んだとはしゃぐリカは、完治のために旧山手通り都立第一商高交差点で車に轢かれそうになりながらもタクシーを止める。

さとみの勤める元麻布幼稚園に三上が車で迎えに行き、台場公園（第３台場）で話をする。「俺のそばにいてほしい。」と言う三上に、「好きになっても本当にいいの？」と答えるさとみ。

ポケットから女性の電話番号が書かれた手帳を取り出し、ライターで燃やしてさとみだけだと証明しようとする三上。「もういい、わかったから…。」

そして三上のマンションで二人は結ばれる。

三上に「さとみと寝た」と電話で告げられ動揺する完治だった。

完治がリカの部屋に行ったことを知った同僚の渡辺は、完治とリカのことを会社で触れ回りリカとケンカになった。

謝ったほうがいいとリカに言った完治だったが、和賀部長に誘われ「宇乃里」で昼食を食べながら、ケンカは噂話をした渡辺が悪い、でも赤名が本当に怒ったのは永尾のことを侮辱したからだと教えられた。

夜、一の橋公園の噴水の脇を歩きながら帰るリカは、自宅マンションには入らず前の広場でテニスボールを壁に投げていた。

仕事帰り間際、ポケットの中にパズルの１ピースを見つけた完治は線路の脇を通りリカのマンションに向かった。

リカのマンション前の広場で会った二人は、白金桟橋まで歩き話をする。リカは「love」じゃなくていい「like」でいいから「好き」と言ってという。

最後に「ねえ、セックスしよう。」と完治に言う。

さとみのアパートの前で待っていた三上だったが、「自分だけ関係ないみたいな顔して、優しくなんかしないでよ！」と言われてしまう。

完治に会うためにさとみが渡るのは「サンシャイン60通り交差点」
この回は、池袋がよく出てきます。

リカがさとみを見つけて行ったのは、「東池袋中央公園」
住所：豊島区東池袋3丁目1−6

さとみと完治が会って話し合ったのは「アムラックス東京」
現在はスポーツ用品店のヴィクトリアが入る「トヨタ池袋ビル」
住所：豊島区東池袋3丁目3

話し合いを終えまた「サンシャイン60通り交差点」を渡り帰っていく。
奥に見える「東京相和銀行」は、現在の「東京スター銀行」

三上の母親とさとみが会うのは、東口五差路にある喫茶店「スパジオ」
住所：豊島区東池袋1-12-8富士喜ビル1F（2019年に閉店しました。）

リカが完治を励まそうとカラオケ等に行くが、完治は乗り気ではなく帰ろうとする。この坂があるのは目黒区青葉台1丁目2−4辺り。

現在、画面の電柱左側から擁壁が崩され「ジュンアシダ・プレスセンター」が建てられています。このプレスセンターが完成したのが1992年7月なので、この収録からすぐに工事が始まったと思われます。

「止めて〜！」粗大ゴミの自転車で坂を下るリカ。

リカの部屋に無理やり誘われる完治。この後パズルを崩し朝まで付き合わされる。
このリカの部屋も渋谷ビデオスタジオに作られたセットと思われます。
よく見ると玄関の外のタイルまで再現してるのですが、キッチンの上に換気扇が有りません。
あと、2010年に発行された文春文庫「東京ラブストーリー下巻」の巻末に「対談　二十年たってようやくわかったこと」として柴門ふみさんと鈴木保奈美さんの対談が収録されています。
この中で鈴木保奈美さんが、「東京ラブストーリーは特にロケが多かったので大変でした。基本的に全部その場に行って撮っていたので、スタジオで撮るのはリカの部屋ぐらいで。」と仰っています。彼女の記憶が確かならばリカの部屋はセットで間違いないですね。

二人で夜明けのコーヒーを飲んだ後、リカがタクシーを止めるために飛び出す交差点は旧山手通り「都立第一商高」アパート管理人さん情報

東京ラブストーリーでは、旧山手通りの代官山から神泉町交差点までの間で多くのロケが行われています。現在では高級なブティックやレストラン、カフェなどが多いお洒落ストリートとなっていますが、1991年当時はそこまでお洒落ではありません。

三上のマンション
三上の部屋の中のシーンや玄関前でのシーンもこのマンションで撮影されたようです。
住所：新宿区西新宿８丁目３−３２　カーメルウエスト新宿

さとみが務める元麻布幼稚園にスープラで出待ちする三上。元麻布幼稚園として使われたのは、安藤記念幼稚園です。門柱や奥の青い屋根の建物は当時のものが残っています。
住所：東京都港区元麻布2-14-16

三上とさとみがスープラで行ったのは「台場公園」
当時と同じ砲台跡（レプリカ）があり、成長しているけど同じ松の木が残っています。海を挟んだ向こう岸にはフジテレビの本社が見えます。ズル大佐も1993年頃彼女と来たことがありまして、何も無い海岸に松だけが生えてたのを覚えています。

ズル大佐も同じ場所に手帳を置いてみました。

二人の奥に見えるのは品川埠頭や天王洲の辺りだと思いますが、1991年のドラマ画面に建物は見えません。
東京のウォーターフロント開発が始まるのは、
天王洲アイル1988年〜
佃島のリバーシティ21は1986〜
お台場のある臨海副都心は1988年〜
汐留シオサイトは1995年〜
横浜みなとみらい21は1983年〜
東京ラブストーリーが放送された1991年は、開発が始まったばかりで東京の湾岸部は倉庫や工場ばかりでほぼ何も無かったようです。

完治と和賀部長が昼食を食べるのは渋谷にある「宇乃里」現在は「うのさと」と平仮名に店名を変え、夜だけ和食店として営業しています。東京ラブストーリーのセット（リカや完治の部屋）があった渋谷ビデオスタジオから近い場所です。
住所：渋谷区宇田川町36-11

一の橋公園内を流れる古川（渋谷川の下流）の脇を歩くリカ。
現在、一の橋公園は古川の護岸工事で閉鎖中です。リニューアルは2021年〜2022年を予定しているらしく、残念ながらこの噴水はもう見ることはできないでしょう。劇中の画像は古川に掛かる「一の橋」側から撮られたものです。
一の橋公園
住所：港区東麻布三丁目9番1号

線路脇の坂道を歩いてリカのマンションを目指す完治。
しかし、リカのマンションは逆方向です。
ちなみにこの坂道は何回も出てきます。完治のアパートや白金桟道橋の近く。

リカのマンション
住所：目黒区三田1丁目3−６コスモ目黒長者丸

マンション入り口には「ベルベデール祐天寺」の表札
リカのマンションは東急東横線の祐天寺駅近く（目黒区）にある設定ですが、実際には同じ目黒区ですが三田１丁目で、最寄駅はJR恵比寿駅か目黒駅です。

リカはマンションに入らず、エントランス前にあるちょっとした広場でテニスボールを壁に投げていた。
この広場は現在、綺麗なタイル敷に木が植えられています。

白金桟道橋
1926年（昭和元年）竣工の跨線橋
垂直橋脚と優美な曲線のアーチ橋と左右で異なる構造となっている。
住所：品川区上大崎2丁目9−31付近

白金桟道橋の上で話す二人
このあとリカが「ねえ、セックスしよう。」と言ったので○○○橋の名前が付いてしまった。

好きだ！
ウソつき〜〜！
ねぇ？
ん？
セックスしよ？！

東京ラブストーリーロケ地巡り第２話

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こんにちは、ズル大佐です。　まずは第２話のあらすじ。

あらすじはロケ地巡りの為に書いたもので、変な文章や回りくどい表現がありますが、あしからず。

第２回東京ラブストーリー　1991年1月14日放送

「愛ってやつは」

翌朝、会社に出勤する完治は神泉町交差点近くのイチョウの街路樹にピョンピョン飛び跳ねるリカを目撃する。完治はジャンプして木に引っかかったリカの靴を取ってやる。

夕方、ハートスポーツ社から同僚と出てきた完治に、待っていた三上は声をかけるが、昨夜三上とさとみの路上キスを見てしまった完治は「お前に用はないよ。」と行ってしまう。

三上は、通りがかったリカから昨夜の出来事を完治が目撃したと教えられた。

その後、リカと三上は完治のアパートクレドール品川へ行き強引に部屋に入る。三上は昨夜の件はいつものことだと弁解する。さとみはただの女だよと強がる三上だがリカは見抜いていた。

完治は一人部屋を出て、外の公衆電話でさとみを明日のデートに誘う。

翌日、完治とさとみは恵比寿駅西口で待ち合わせるが、お互いに約束の15分早く着いた。

昨晩リカからもらったチケットでアイスホッケーの試合を見に行くことにする。

二人きりのデートだと思っていたが、アイスホッケーの会場、西武新宿線東伏見駅近くの東伏見アイスアリーナに突然リカが現れ割り込んで来た。試合を楽しんだ後、完治はさとみと二人で食事に行こうとするが、さとみがリカを誘いしぶしぶ完治は三人で行くことに同意する。

三人は「アルジャーノン」で食事する。

さとみが席をはずしている時に、完治はリカの不倫のことで無神経なことを言ってしまい怒らせる。リカは完治にビールを浴びせ帰ってしまう。

食事の帰り道、代々木公園イベント広場脇の歩道でさとみと二人きりになった完治は、「俺と付き合ってくれないか。」と告白したが、さとみは嬉しいと言いつつも返事は宿題にさせてとその場は別れた。

一方、文京大学で孤立し留年しそうな三上に、同じ研究室の長崎尚子がノートを差し出した。

夜、三上はさとみに、キスしたことを謝るため電話をするが切られてしまう。しかし気になるさとみは、自分から三上に電話を入れるが、そっけない言葉しかかえってこない。完治から告白されたことを話すと、「似合っている」と思わず言ってしまう三上。

ずっと怒っていたリカだったが、完治のため仕事を手伝ってあげ、そのお礼におでんをおごってもらうことになり、午後7時に喫茶店「マックスロード」で待ち合わせる約束をする。

仕事を終え退社しようとする完治に、さとみから電話が入り告白の返事をするという。リカのデスクに今日は行けなくなったことをメモで残し、さとみのもとへ向かう。

しかしリカはそのメモを見ることなく喫茶店マックスロードで完治をひたすら待つことになる。

完治とさとみは、恵比寿駅西口で待ち合わせZELDATでいい感じで会話していた。だが、高校時代の思い出を話した時、さとみの机に落書きがされてあり泣いて帰ったが、翌日には完治がきれいに消してくれていたことがとてもうれしかった。と話すさとみに完治は顔を曇らせる。それは俺じゃない…。たったひとり三上が放課後残って、机の落書きを消していたんだと告げる。完治の言葉に動揺するさとみの心には三上がいることに気付いてしまう。

さとみの交際の返事はOKだったが、完治は「取り消すよ、付き合おうと言ったこと。」と一人で行ってしまう。

完治に振られたさとみは落ち込んで自宅アパートに帰ってくるが、そこには三上が待っていた。

さとみの気持ちを知り、やりきれなくなった完治はアルジャーノンで一人飲んでいた。そこに同僚達と出くわし、リカが約束の場所へ向かったことを知る。

完治は約束の喫茶店マックスロードへ雨の代々木公園内の歩道を走った。

雨の中、午後11時15分ともうすでに約束から4時間15分も過ぎているのに、閉店した店の前で傘をさすリカが待っていた。

待ち尽し疲れ果てたリカは完治の胸に顔を寄せ、「もう限界…。」と言って一人帰って行く。

ハートスポーツ社に出勤するシーンは全て神泉町交差点近く（渋谷区南平台町）で撮影されています。ですが実際のハートスポーツ社は全く違う場所、神泉町交差点から直線で1kmくらい、歩くと20分近くかかる目黒区東山一丁目にあります。

神泉町交差点、現在の渋谷ガーデンタワー前のイチョウの木に靴を引っ掛けたリカがピョンピョン飛び跳ねる。
枝の状態から、交差点から2本目のイチョウの木で間違いないでしょう。木が成長したので完治も届かないかもしれませんね？

ハートスポーツ社脇にスープラを停めて完治を待つ三上。
右のアパートは当時のままです。
トヨタスープラ（しかも左ハンドルの逆輸入車）を乗り回し、新宿の高層ビル街のマンションに住む医大生の三上は金持ちのボンボン感丸出しです。バブル絶頂期とはいえ当時の若者は憧れたことでしょうね。

この辺も当時のままです。三上に「あっち行ってくんないかな、あんたに用無いんだ。」って言われた渡辺（中山秀征）は、チョイ可哀想。

リカと三上が押しかけてきたのは完治のアパート「クレドール品川」
現在は両脇に建物が建ってしまい全体は見られなくなってしまいました。
住所：品川区上大崎２丁目

部屋の中はこんな感じ。後ろのブロック状の窓が実際のアパートの外見にも見られるので、ロケ地アパートの部屋を借り切って撮影しているのかと思っていましたが、渋谷ビデオスタジオに作られたセットでした。うまいこと騙されました！
引っ越したばかりのカンチの部屋には、今は無い宅配会社「フットワーク」の段ボール箱があります。CMスポンサーだったのでしょうか？

当時のミュージックステーションで、渋谷ビデオスタジオに作られたこの部屋と中継で繋いだものがYouTubeで見ることができます。（いつまで見られるか分かりません、早めにご覧ください。）YouTube東京愛情故事電視節目宣傳

さとみと完治が待ち合わせるのは決まってJR恵比寿駅西口
背後の建物は28年前と同じです。

そして行ったのは、ダイドードリンコアイスアリーナ、当時は東伏見アイスアリーナ。
リカの乱入で結局３人デートになってしまいました。
住所：西東京市東伏見３丁目1-25

アイスホッケーを観戦した３人はアルジャーノンで食事。魔女がホウキに跨ったオブジェが印象的なアルジャーノンというレストランは劇中に数回出てきます。劇中の設定では恵比寿駅近くの明治通り沿いにあることになっています。

アルジャーノンの帰り。リカは怒って帰ってしまい、完治とさとみが二人で歩くのは都道413号線赤坂杉並通り代々木公園イベント広場近くの歩道。第１話と最終話で二人がせーので後ろを向く広場のすぐそばです。

完治の後ろに見える高層の建物はNHK放送センター

さとみの肩に手をかけようとするカンチはスケベです。

さとみと完治はJR恵比寿駅西口で待ち合わせ、マックスロードではリカが待ってるのに…。
恵比寿駅は駅ビルatreができて当時とは大きく変わっています。

ZELDATで完治に振られて、雨の中アパートに帰宅するさとみを三上が待っていた。

雨の中、リカが待つマックスロードへと走る完治。ここも先のさとみと完治が歩いていた代々木公園イベント広場脇の歩道

リカが待ちぼうけを食らったのは喫茶店マックスロード
ロケ地巡り時はエクセルシオールカフェ桜丘店でしたが、2018年10月23日に閉店。
2019年夏現在再開発中です。マックスロードの面影を残すレンガ積みのテラスも失われてしまうんでしょうね。
エクセルシオールカフェ渋谷桜丘店
住所：渋谷区桜丘町2−9第１カスヤビル1F

マックスロードの店先にリカを見つけた完治。しかし完治がいるのは先程走っていた代々木公園イベント広場脇の歩道で、マックスロードのある渋谷区桜丘町ではありません。完治の目線の先には代々木公園が広がっているだけ。なぜなら、完治の後ろの特徴ある照明が代々木公園内のものだからです。この街路灯は今でも現役で、劇中数回出てきてロケ地巡りにも役に立ちました。

2019年8月13日現在、再開発中の渋谷区桜丘の状況です。おそらく画像中央辺りにマックスロードがあったと思われます。もう昔の街並みを見ることはできなくなりました。

もうダメ、ここまで。　　電池切れちゃったみたい。
来てくれてありがとう、嬉しい。
ホントだよ、ジンと来た。　　なのに何でかな？
一緒にいたいのに、何でかなぁ？

東京ラブストーリーロケ地巡り第１話

18件の返信

こんにちは、ズル大佐です。

ロケ地巡りはいよいよ本編、まずは第１話のあらすじ。

あらすじはロケ地巡りの為に書いたもので、変な文章や回りくどい表現がありますが、あしからず。

第１回東京ラブストーリー　1991年1月7日放送

「出会いと再会」

永尾完治（織田裕二）は、東京のスポーツ用品メーカー「ハートスポーツ」に就職が決まり、愛媛県から上京してきた。

羽田空港に迎えに来ていた社員の赤名リカ（鈴木保奈美）に、初対面にもかかわらず「カンチ」のアダ名を付けられる。

息つく間もなく空港から建設中のレインボーブリッジの近く、港区海岸３丁目の倉庫に行き荷受けを手伝わされてから初出社することになる。

不安と希望を抱きながらガラス張りでモダンな外観のハートスポーツ社の玄関をくぐり、上司の和賀部長（西岡徳馬）に挨拶し同僚の渡辺（中山秀征）を紹介される。

昼休み、完治とリカは会社近くの中華料理店「天竺屋台」で食事し、完治は高校の時の恋愛を話してしまう。

その夜、完治が上京したので高校の同窓会が渋谷の龍飛で開かれることになっていた。そこで完治が好きだった同級生の関口さとみ（有森也実）と再会する。

同じく同級生の三上健一（江口洋介）は同窓会へ向かう途中、北青山の花屋青山花茂から出て来たリカとぶつかったことからリカをナンパ？して同窓会に連れて来る。

同窓会の二次会をすっぽかしてリカ、さとみ、完治、三上の4人で表参道の「SHOT BAR ZELDAT」に飲みに行くが、三上は大学の研究室で一緒の長崎尚子（千堂あきほ）を見つけちょっかいを出す。そんな三上にさとみは冷たい視線を送る。

気まずくなった三上は先に帰ってしまった。

残った３人で飲んだ帰りにリカは、本当はさとみの電話番号が書いてあるコースターを完治に渡す。

アパートに帰った完治は、リカからもらった電話番号に架けるもなぜかさとみが出た。二人で会う約束をとりつけ喜ぶ完治だったが、当日にさとみの務める元麻布保育園に三上が来て強引に誘い、待ち合わせ場所の恵比寿駅西口で３人は会うことになった。

３人で東京タワーから夜景を見たり、レストランの食事を楽しんだ後、赤坂見附駅近くの弁慶橋の袂で石投げをしていると、完治のポケベルに突然着信が入る。会社に電話すると、リカからトラブルが発生したことを知らされ、完治は二人と別れて仕事に向かう。

全労済ホールスペースゼロで行われた新商品発表会のトラブルは、リカと完治が無線電話と自動車電話を駆使するなど力を合わせて無事に成功、終えることが出来た。

完治と別れた三上とさとみは先日の表参道ZELDATで飲んでいるが、気まずい雰囲気だった。「オレのことそんなに嫌いだったのか？」と聞く三上に、「嫌いになんかなれたらどんなに楽だだったろう…。」と言うさとみ。

三上とさとみが待つZELDATへリカを誘って行く完治だったが、表参道駅B４出口を出てすぐの表参道交差点で信号待ちの二人は、三上とさとみが路上でキスをしているのを目撃してしまう。

ショックでその場を立ち去るカンチにリカは付いて行き、夜の東京の街をさまよう。

神宮前二丁目交差点に至った二人だったが、三菱石油の傍に積んである一斗缶やペール缶を、リカが突然蹴っ飛ばし二人は走って逃げた。

千駄ヶ谷トンネルを抜けたその先には２代目日本青年館があった。その屋上から二人は東京の夜景を眺める。

代々木公園イベント広場まで歩き、零時過ぎだが別れ難い二人は、同時に振り返って別れようと約束する。しかしリカは振り返らずカンチに走り寄って抱きつき、頬にキスして「好き！」と言って帰ってしまう。

ハートスポーツ社の商品倉庫が在るのは港区海岸３丁目、倉庫前の堤防の上で向き合うリカと完治。
背景に見えるのはレインボーブリッジの建設工事です。東京ラブストーリーが放送された1991年当時は橋脚を建設中でした。
レインボーブリッジは、港区芝浦地区と台場地区（港区台場および江東区有明）を結ぶ吊り橋で、1987年（昭和62年）着工、1993年（平成5年）竣工、同年8月26日開通しました。

リカとカンチの間に見える建物は東京パイロットという会社です。
現在も当時と同じ建物が残っています。

入社前にカンチが働かされた倉庫はこの辺にあったはずです。
現在は変わりすぎて特定は不可能ですが、「海岸スタジオ」というそれっぽい建物が建っています。

ハートスポーツ本社
ガラス張りでキューブ状の形状が特徴的な建物。
TSP太陽という会社の社屋をそのままロケで使用しており、会社の中のシーンもここで撮影されました。
住所：目黒区東山1丁目17−16太陽ビル

天竺屋台
リカと完治が食事する「天竺屋台」の店内
店舗前の山手通り拡幅のために当時より店が狭くなっています。
住所：目黒区東山１丁目３–６クレール東山１F

二人が食べたかもしれない五目ラーメン（800円）を食べてきました。H31.3.6

割烹龍飛本店
完治の上京を祝うために高校の同窓会が開かれた。食べログ情報では、現在お店は閉店しており、渋谷区宇田川町12−9 ワールドビル1階にあったとの事です。この住所にはいまジュール渋谷（2008年竣工）というビルが建っています。

青山花茂
サボテンを買ったリカが同僚のみどりと出てくる。この後、同窓会に向かう三上とぶつかってサボテンの鉢を割ってします。花茂の方に聞いたところ現在サボテンの取り扱いはないそうです。
住所：港区北青山3丁目12−9

SHOT BAR ZELDAT
同窓会の二次会をすっぽかして４人で飲みに行ったSHOT BAR ZELDAT
３人が出てきた出入り口を入ると現在は和食居酒屋「でんのしおり」となっています。撮影当時は「ラ・マレ」
劇中何回も使われるロケ地です。
住所：港区南青山5-1-25メゾンドラミアB1F

ズル大佐も「でんのしおり」に行ってみました。

階段を下っていきます。リカや完治もこの階段を通ったのでしょうか？

店内はこんな感じでショットバーZELDATの面影は全くありません。撮影協力した「ラ・マレ」はフレンチレストランでしたが、劇中のZELDAT店内はレストランという感じではありません。レストランの一角がバースペースだったのかもしれませんが、地下のお店にカーテンがかかっているのも違和感があります。セットかも？

ZELDATから出てきた３人。画像右手から自動車が来て完治はさとみを庇う。それに対してリカは、
「小さな親切、大きな下心！」
ちなみに、この路地は行き止まりなので車はほとんど通りません。

リカから本当はさとみの電話番号が書かれたコースターを渡される。

ラ・マレの路地を挟んだ隣にはアンデルセンと言うパン屋さんがありましたが、2017年7月31日に閉店してしまいました。
表参道駅の改修工事のために撤退したようで、画像のとおり2019年年5月現在工事が始まったようです。また東京ラブストーリーの景色が失われてしまいますね。

完治、さとみ、三上の３人で東京タワーやレストランに行く。
特徴的な街路灯は当時と同じもののようです。
この場所は御成門駅A6口そば。
住所：港区芝公園3丁目

赤坂見附駅近く、弁慶橋の袂で石投げをしてると完治のポケベルに着信があり仕事に向かう。さとみと三上はZELDATで待つことに。

濠の対岸に見えるのは弁慶橋ボート場、現在も営業しています。
住所：千代田区紀尾井町4−26

さとみと三上はすぐ近くの赤坂見附駅方向へ歩いていきます。完治は反対の四谷駅方向へ歩きます。
実はズル大佐は今のタワーマンションに引っ越す前、この近くに10年以上住んでいました。通勤で弁慶橋を通るたびにこのシーンを思い出したものです。

完治が道に迷うのは渋谷区鉢山町。一方通行に阻まれ立ち往生する。

道に迷っている完治は、この車両通行止めの標識を見て呆然。しかし車内に当時最先端装備の自動車電話を見つける。

自動車電話で通話しながらカレー屋のある角を運転する完治。
今では交通違反ですね？
「カレー亭」は現在「カレーうどん千吉」になっています。
カレーうどん千吉新宿甲州街道店
住所：渋谷区代々木2丁目13-6 YU-WAビル 1F

到着したのは「全労済ホール　スペースゼロ」
住所：渋谷区代々木2-12-10

さとみたちが待つZELDATに行くため、リカを誘って出てきたのは表参道駅B4口
現在は画面右側にエスカレーターが設置されました。

表参道交差点で見上げた空には星が見えました。
リカ「東京で星が見えるのは珍しいことなんだから。」

ZELDATを出てきたさとみと三上も星空を見上げて…。

路チューしてしまう。
背景が「ラ・マレ」なら絵になるけど、「ティーヌン」じゃ様にならない。
ここで思ったのですが、当時撮影協力していたフレンチレストラン「ラ・マレ」ですが、現在は「ティーヌン」と「でんのしおり」に地下で分けられたのではないかと思います。
住所を見ると、
ティーヌン：港区南青山5-1-25北村ビルB1F
でんのしおり：港区南青山5-1-25メゾンドラミアB1F
と住所が同じです。広すぎる店内を分けて借りやすくしたのでしょうか？