未来都市のようなお台場ですが、そんなお台場に廃墟と言ってもいいような橋が存在しています。
場所は有明西運河をまたぐ有明橋と夢の大橋の間です。ちなみに、廃墟のような橋とはいっても、近くの新都橋や有明橋よりも新しい橋です。
この橋は、1987年に完成し一般に利用されていましたが、橋の両側の道路が開発の見直しによって廃止され、それに伴ってこの橋も1994年に車両通行禁止になってしまいました。しかし歩行者と自転車は通行可能です。
橋の全長は264.9メートル、幅14.5メートルとなかなか立派な橋で、数十億円をかけて建設されましたが、撤去するにも同じくらい費用がかかるとの理由で放置されているようです。
ズル大佐が20代の頃、お台場に行くのにレインボーブリッジはまだ無く、当時はおそらくこの橋を自動車で通ったのではないかと思われます。その頃のお台場は東京港トンネルの排気棟と船の科学館、今は砂浜になっているお台場海浜公園の松並木があるだけの寂しい土地でした。夜は恐ろしくて近寄れなかったです…。
現在はこの橋を人や車が行き交うこともなく、昭和の雰囲気を漂わせながら今もひっそりと佇んでいます。
昭和62年の道標が物悲しげに残っています…。
アクセス
りんかい線東京テレポート駅から徒歩3分。
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