こんにちは、ズル大佐です。
次のロケ地巡りは、大好きな映画「君は僕をスキになる」でした。コロナ禍の中2、3年前から少しずつ写真を撮り貯めていたのですがやっと記事にすることができました。
映画「君は僕をスキになる」は、バブル経済真っ只中の1989年11月3日に公開された映画です。古い日本映画ですが、ズル大佐の大好きな斉藤由貴がとっても綺麗に撮られている映画であることと、山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」がエンディングに使われていたりして、ズル大佐が何回も見返している思い入れの強い映画なのでロケ地を巡ってみました。
制作は東宝とプルミエ・インターナショナルで、監督は渡邊孝好。脚本は野島伸司が担当し、あの秋元康が企画だけでなくなんと劇中にも出演してます。
ストーリーは、クリスマスの前になると必ず男性に振られてしまうという浜田知佳(山田邦子)と、プリンを作って読書をするのが好きな神林苫子(斉藤由貴)、 性格が全く違う二人がひょんなことから知り合い親友になります。しかし、二人が「今年のクリスマスイブを共に過ごしたい」と願う相手は同じ男性だと分かった時、二人は友情をとるか、恋愛をとるかという選択肢に迫られます。
男性陣は、イケメンでモテモテ会社員の太宰亨輔(加藤昌也)と太宰の同僚で真面目で誠実な芥川純平(大江千里)です。二人はそれぞれが神林苫子(斉藤由貴)と偶然の出会いをし彼女に惹かれるのですが…。
映画終盤で山下達郎の「クリスマスイブ」のBGMが流れる中、斉藤由貴が電車で愛する人に会いに行きます。この映画は、はっきり言ってこのラストのシーンの為だけに存在してます。1988年から1992年に深津絵里や牧瀬里穂などが出演した伝説のテレビコマーシャル「クリスマス・エキスプレス」をそのまま映画のワンシーンにしたようで感動のフィナーレを飾ります。
これより掲載の画像は、上が劇中の物で下が現在の画像となります。バブル期の若者4人の恋愛を描いた映画「君は僕を好きになる」のロケ地の記録です。35年くらいの時間経過を比較してみてください。
大田区仲池上1丁目にある、道路を1本隔てて隣り合わせのマンションに神林苫子(斉藤由貴)と浜田知佳(山田邦子)は住んでいます。
冒頭のシーンで浜田知佳(山田邦子)がマンションの屋上から虚偽の投身自殺をするところから物語は始まります。緑色のマンションの屋根に浜田知佳(山田邦子)が立つ様子を撮影できるのは、神林苫子(斉藤由貴)のマンションのベランダからしかできないので別の角度の路上から撮ったもので雰囲気だけ見てください。
浜田知佳(山田邦子)の飛び降り自殺を目撃した神林苫子(斉藤由貴)は、落ちているであろう浜田知佳のマンションの裏に生死を確認に行きます。
画像左が神林苫子(斉藤由貴)のマンションで、仲池上オリエントコート(大田区仲池上1丁目3−3)
画像右が浜田知佳(山田邦子)のマンションで、ヴェルドール芳花園(大田区仲池上1丁目2−17)現在も同じマンションが建っておりほとんど変化していません。道の奥に見えるのが、二人が通勤で使い劇中何度も出てくる歩道橋です。
浜田知佳(山田邦子)の虚偽の飛び降り自殺をきっかけに知り合った神林苫子(斉藤由貴)は、親睦を深めるため?に公園でパーティーをする。
この公園は、「仲池富士見児童公園」と言って扇状の滑り台が特徴的な公園です。場所は神林苫子(斉藤由貴)のマンションの裏手(大田区仲池上1丁目3)にあります。
二人の後ろに見える太陽の絵は消えてしまってます。
ビールを冷やしている水飲み場はセットかと思っていましたが本当にありました
公園パーティーを経て神林苫子(斉藤由貴)と浜田知佳(山田邦子)は親友?となり、一緒に出勤します。二日酔いで遅刻しそうな神林苫子が愚痴をこぼしながら駅に向かいます。夏のシーンなのか二人の服装は半袖のブラウスとワンピース姿です。
後ろの白いマンションが神林苫子(斉藤由貴)のマンションです。
二人の住むマンションのすぐそばに線路を何本も跨ぐ歩道橋があります。
神林苫子(斉藤由貴)と浜田知佳(山田邦子)が通勤に使っている最寄り駅は、映画を見ているだけでは二人の住むマンション(大田区仲池上1丁目)の近くの歩道橋を渡った先にあるように思えますが、実際はJR東神奈川駅(横浜市神奈川区東神奈川1丁目)でまったく別の場所です。
第二京浜道路沿いにあるJR東神奈川駅西口に向かって走る二人。昔は西口階段を降りた所に公衆トイレがありましたが、現在は餃子の王将が建っています。
餃子の王将の向かいにJR東神奈川駅西口の階段があります。劇中では「舞花駅」との表記がありますが、これは映画用に取り付けたものです。ちなみに千葉にある東京ディズニーランド最寄駅のJR舞浜駅は、この映画公開の約1年前に開業していました。
ズル大佐も舞花駅が実際にあるのかと思っていましたが、東神奈川駅に偽の看板を取り付けているとは思いもよりませんでした。ディズニーランド近くの舞浜駅かと騙された方もいたかもしれませんね。
階段を駆け上る苫子、コケた知佳が「待って!親友でしょ〜!」と叫ぶ。苫子は「親友じゃありませ〜ん。」
知佳が「あんたがロンパールームの困ったちゃんだったってバラしてやる!」と脅すと、苫子は狼狽えながら「もう時効です!」
苫子を出し抜き東神奈川駅の改札を通る知佳。1989年当時はまだ自動改札ではなく切符切りの駅員がいます。
改札を抜けてホームに降りる二人。JR東神奈川駅はまだ昔の姿が残されていました。
神林苫子は京浜東北線の車内で痴漢(桜金造)に遭うも浜田知佳に助けられる。苫子が目指す駅は山手線の五反田駅です。京浜東北線から山手線に乗り換えたと想定すればこの駅は品川駅ということになります。現在の品川駅はこの頃とは激変しましたので今となってはよく分かりません。
神林苫子(斉藤由貴)と芥川純平(大江千里)が出会うのは、JR五反田駅前の横断歩道。ぶつかった二人はメガネを飛ばしメガネも空中で交差します。背景のビルのいくつかは面影が残っていますね?その中の看板にメガネの表記がありますが、これは映画スタッフが意図的に入れたそうです。
落ちたメガネを探す二人。極端な近視のためメガネを取り違えてします。
横断歩道を渡り終えたところでメガネに違和感を覚える芥川純平。駅前交番は昔のまま同じところにあります。交番の左の公衆電話は無くなり都営地下鉄浅草線五反田駅のA3出口が出来ています。
「あっ!間違ってる。」と、メガネを取り違えたことに気づいた芥川純平。この画像だと分かりやすいのですが、五反田駅前の横断歩道は二つの横断歩道の間に中の島があります。昔は小さめでしたが現在はかなり大きい中の島になっています。
太宰亨輔(加藤昌也)は誰構わず女性を口説きます。この日は出勤と同時に受付嬢に声をかけます。この受付嬢は、元サッカー選手ゴン中山夫人の生田智子さんです。
ちなみに、太宰亨輔(加藤昌也)と芥川純平(大江千里)、浜田知佳(山田邦子)は同じ大手化粧品会社に勤めています。
図書館で働く神林苫子(斉藤由貴)はメガネを取り違えたため仕事にならない。本を借りに来た「遠藤琢也」の名前を「猿藤豚也(さるとうぶたや)」と読み間違えます。この男性がこの映画企画の秋元康さんです。今や芸能界の重鎮ですね?
暦を見ると9月となっています。返却期日が21日ということは9月10日くらいかと思われます。まだまだ暑いです。
太宰亨輔は、叔父でもある社長(宍戸錠)に呼び出されお見合いを勧められます。桐箱に入っていたお見合い写真のお嬢様は、現在「科捜研の女」で活躍している沢口靖子さんでした。沢口靖子さんは1984年の第一回東宝シンデレラでグランプリを受賞しており、同回で斉藤由貴もファイナリストに選出されています。沢口靖子さんは、グランプリ受賞後「刑事物語」や「ゴジラ」などの東宝映画に出演し、1985年のNHK連続テレビ小説「澪つくし」でヒロインを演じました。ちなみに澪つくしの次が「いちばん太鼓」という番組でその次が斉藤由貴主演の「はね駒」です。
見合いが嫌な太宰亨輔は、咄嗟に社内に意中の女性がいると嘘をついてその場をやり過ごします。
エレベーターの中でモテモテの太宰亨輔!ここで女性達から浜田知佳には失恋に免疫があると聞かされます。
今朝の痴漢を撃退したお礼に飲みに付き合えと、浜田知佳が図書館の神林苫子に私用電話を架けてきます。そして行ったバーで見かけたイケてる美女が高橋ひとみさんでした。美女の真似をしてカウンター上に酒を滑らせて男に奢るシーンは笑えます。斉藤由貴主演の「スケバン刑事」の敵役も高橋ひとみさんでしたね。
太宰と芥川が働く会社で、広告のスチール撮影のモデルをやっているのは羽田美智子さんです。羽田美智子さんは、この映画の中で太宰や芥川の働く化粧品会社の広告モデルを演じていますが、この映画製作時に現実の資生堂プルミエの CMに出ており、その広告がそのまま劇中で使用されています。
また飲みすぎて二日酔いの二人はマンション近くの歩道橋を渡って出勤します。下には東海道新幹線をはじめ多くの電車が通過するため、いたずら防止のためか歩道橋両脇の壁が高くなり閉塞感を感じます。
神林苫子が勤める「白金台図書館」の近く。奥の看板には「白金台自然教育園」の看板があります。それでズル大佐はてっきり白金台図書館は東京都港区白金付近に在るものだと思い込んでしまい長年探していたのですが、この看板は映画用の大道具で、実際には横浜市西区の野毛山動物園の近くに存在する横浜市中央図書館がロケに使われておりまったく別の場所でした。
神林苫子が勤める図書館は、横浜市西区老松町にある横浜市中央図書館です。この映画に出てくる建物は当時のもので、現在は1994年に竣工した新しい建物が建っています。映画の中で図書館の壁には「白金台図書館」の表示が掛かっており、すっかり騙されました。
太宰と芥川の会社では、太宰意中の女性は誰なのか?女性社員達は腹の探り合いとなり「社内で密かに育まれた愛が今!太宰亨輔のステディは君だ」という会が開かれます。会社で何をやっているのだろう?と思いますがバブルなので大目に見ましょう。ここで太宰は失恋に免疫があると聞いていた浜田知佳を選ぶのですが、気になるのは開催した男友達の左端に変な格好をした人物がいます。この人物こそ、この数年後にブレイクする下積み時代の豊川悦司さんです。
図書館の女子職員達が仕事帰りに歩くその後ろには、羽田美智子さんがモデルをやっている資生堂プルミエの広告看板があります。神林苫子はなぜか犬に興味を持っているみたいです。
太宰亨輔(加藤昌也)を含むイケメン達が飲んでる側で、神林苫子(斉藤由貴)達モテない図書館女子達がやさぐれながら飲んでいました。苫子は向かいの席に座る太宰亨輔(加藤昌也)のライターを何気に見つめているとなぜか犬が憑依してしまう。彼らが飲んでいたのは、渋谷区神宮前6丁目25−16にある「いちご神宮前ビル」地下のレストラン。現在でもビル地下に飲食店があるようですが、レストラン内部のシーンは別の場所での撮影かもしれません。
犬になった苫子が階段を上がってきたビル1階は歩道ギリギリまで広げられていますが、外壁は当時と同じ白いタイルが残されています。見にくいですが当時の右端の銀色の看板に「23」の文字が見られます。現在の看板には「STUDIO 23」の文字が大きく記載されています。「23」に共通点がありますが、「23」の名が付く会社がずっとここで営業しているのでしょうか?
犬になった神林苫子(斉藤由貴)が太宰亨輔(加藤昌也)に馬乗りになり襲いかかった歩道の様子です。この後太宰亨輔(加藤昌也)がよじ登る電柱は地中化され無くなってます。左端の街路樹や柵は当時のままのようです。
大きく変わったのは、画像奥の歩道橋がなくなっていることです。2013年のGoogleストリートビューを見ると、ほんの数年前までこの歩道橋はあったようです。
このロケ地を探し出すのには結構苦労しました。DVDのオーディオコメンタリで原宿の近く明治通り沿いという事は判明していましたが、大きな手がかりになると思われた歩道橋が現在は無くなってしまい探すのに苦労しました。
数日後、太宰亨輔と浜田知佳、芥川純平と神林苫子はそれぞれデートをするのですが、奇遇にも同じレストランに居合わせる。(浜田知佳は泥酔していて気付いてませんが)この時にロケに使われたのが「マンボウズ」というレストランです。マンボウズのロケは3日間貸切にして2回分のシーンを撮影されたそうです。
1回目のマンボウズ店内のシーン前に、山下公園からと思われる観覧車が見える港の画像が挿入されていますが、マンボウズが在るのは表参道です。
芥川純平が泥酔している浜田知佳を介抱している間、太宰亨輔はマティスの絵を観ている神林苫子に気づきます。マティスの絵と大きな水槽が印象的なレストラン内装ですが、水槽はマンボウズという店名から元から有ったものと思われます。一方、マティスの絵は DVDのオーディオコメンタリーによるとこの映画のために描かれたものだそうです。
太宰亨輔は、神林苫子の勤める図書館に押しかけてドライブに誘い出した。太宰亨輔が運転するサーブのカブリオレが走るのは港区高輪1丁目の桜田通りです。すっかり周辺は変わってしまっていますが、奥に見える青い道路表示や濃い茶色で三角形のマンション、その左の薄い茶色のマンションなどは現在も残っています。自動車は高輪から五反田駅の方向へと走っています。
ドライブの後、みなとみらいの観覧車が見えるレストランで太宰亨輔から告白された神林苫子は、翌日の出勤時もなんとなく浮かれている。浜田知佳も苫子の変化に気づいた様子である。苫子の相手が自分の彼氏だと思っている太宰とも知らずに(泣)
出勤のシーンはいつものマンション近くの歩道橋です。秋らしい服装に変わってきましたね。
歩道橋を渡り駅に向かって坂を登る二人。左側に造園業の会社が有ったのですが、現在はマンションが立ち並んでいます。
神林苫子のことが好きな太宰亨輔はこの日も図書館に迎えに来て公園で語り合います。この公園はセットでラストシーンにも使われています。
公園の後、苫子は太宰のサーブカブリオレでマンションまで送ってもらいます。
ズル大佐もロケ地巡り当時の愛車でやってみました。ズル大佐がオープンカー好きなのはこのシーンのせいだと思います。斉藤由貴さんみたいな彼女をオープンカーで送ってみたいです。
恋に目覚めた神林苫子と浜田知佳は、女磨きをすべくメガネをやめ化粧品や洋服を買い、ジムやエステに勤しみます。苫子もメガネを外すととっても綺麗です。
浜田知佳(山田邦子)は親友の神林苫子(斉藤由貴)に自分の彼氏太宰亨輔を紹介するためレストランに誘う。ロケに使われたのは「マンボウズ」、2回目の登場です。
二人を乗せたタクシーが角を曲がるところ。この左の建物は「表参道スクエア」という商業ビルで、地下に「マンボウズ」がありました。
画像では光ってしまい見えなくなっていますが、中央の当時の看板にはロイヤルホストの表記が見えます。現在はフライングタイガーが営業しています。
タクシーを降りた二人。当時の画像に青い文字でマンボウズの表記が見えます。
ズル大佐もマンボウズでロケが行われ表参道にあるのは知っていたのですが、ロケ地巡りをするかなり前に閉店してしまいました。現在は「バルバッコア青山本店」というブラジル料理のレストランが営業しています。4人がダンスしたフロアー、お酒を飲んだカウンターはもうないでしょうが、今行ってみても店内へのアプローチなど当時の雰囲気が感じられるかもしれません。
東京都渋谷区神宮前4丁目3-2 B1F「バルバッコア青山本店」
とうとうマンボウズで4人が一堂に会する事となってしまう。ここで苫子は太宰が浜田知佳の彼氏だったことを知ってしまう。太宰も苫子と知佳が親友だったと初めて知ることになる。浜田知佳だけは何も知らない。芥川純平だけは全て知ってたんだけどねぇ。
ショックを受けた苫子はレストランを飛び出してしまう。
翌日、雨の中図書館へと向かう神林苫子。野毛山動物園の近くでのロケですが、この雨はスタッフさんが降らせたものでしょうか?道路が濡れているし本当の雨のように見えますが、もし雨の演出だとしたら物凄い手間が掛かっていますね。
このシーンで太宰亨輔は神林苫子に弁解をしますが、「軽蔑します」と言われてしまう。そして会社に向かい浜田知佳に本当に好きなのは神林苫子だ!と告げ芥川純平に殴られます。
全てを知った浜田知佳は雨の中会社を飛び出し芥川純平が追いかけます。二人が走るのは、港区芝浦3丁目7にある「かすみ橋」です。
かすみ橋を渡るとすぐに左折し「かとり橋」の上で追いつく。
かとり橋上の二人の背後には東京モノレールが走ってます。
傷ついた神林苫子と浜田知佳だったが、12月23日の夜、苫子の部屋で太宰亨輔の写真を踏み絵する謎の儀式を経て二人は友情を再確認する。
クリスマスイブの朝、神林苫子は玄関扉の隙間に挟まったカードを見つける。またまた二日酔いの二人が仲良く出勤する。
クリスマスイブの夜、神林苫子と浜田知佳はレストランで食事をする。苫子がトイレに立った時、知佳は苫子の本に挟まったカード見てしまう。カードには「PM7:00 百段坂公園 太宰亨輔」のメッセージが。
苫子の気持ちを慮った知佳は、一芝居打って今晩は芥川純平と約束していたのと嘘をつき食事会をお開きにする。
レストランを出てエスカレータを登ってきたのは、大崎ニューシティのOパティオです
大崎ニューシティは、大崎副都心整備における先駆けとして1987年1月に開業しました。「君は僕をスキになる」が公開されたのは1989年11月なので、当時は最新の複合施設だったんでしょうね。
Oパティオから大崎駅へと繋がるO歩道橋で知佳を見送る苫子
「頑張れよ〜」と、苫子に対してなのか自身に対してなのか独り言でエールを送る知佳。背景に大崎ニューシティのネオンが見えます。
ここからがこの映画の醍醐味です。ここからシーンのためにこの映画は存在します。
山下達郎の「クリスマスイブ」がBGMに流れる中、斉藤由貴演じる神林苫子は愛する太宰亨輔が待つ百段坂公園に向かいます。
クリスマスイブの夜、知佳が気を利かせて食事会をお開きにしたのに苫子は部屋でこたつに入ってました。でも百段坂公園で待つ太宰亨輔が気になり居ても立っても居られなくなり青い傘をさし青いコートを着て公園に向かう。
マンションのエントランスは昔のままです。
舞花駅(JR東神奈川駅)に走って向かう神林苫子。
舞花駅(東神奈川駅西口)の階段を駆け上がる神林苫子。
ホームに入ってくる桜木町行きの京浜東北線、通勤とは逆の方向ですね。美しい斉藤由貴。
どの駅で降りてタクシーに乗ったのかは不明ですが、タクシーが停まったのは現在も営業している横浜元町の堀内歯科クリニックの前です。クリニック脇階段の先に目的の公園はあります。
神奈川県横浜市中区元町2-101-1 堀内歯科クリニック
階段を登る神林苫子。
ハア、ハア言いながら階段を登る神林苫子。ここまでロケです。
そして階段を登った先にあったのが「百段坂公園」ですが、この公園はセットです。ロケ地の苫子が登った階段の先にも「元町百段公園」という似たような名前の公園があります。
神奈川県横浜市中区山手町「元町百段公園」
ライターを灯し「君は、僕を好きになる…。愛してます。」
楽しく拝見しました!
まさかの東神奈川駅ですか!
舞浜駅だと思ってました。
百段公園は、元町近くの百段坂公園なのでしょうか?前に行きましたが違うような気がして、セット?なのかなーと
10円玉あったさん、コメントありがとうございます。
まだ書きかけの記事にコメント頂き恐縮です。
百段公園のシーンですが、公園は完全にセットです。斉藤由貴が登る階段は百段坂公園への階段そのものです。
ロケ地の撮影は8割終わっているのですが、なかなか記事を完成できずにいます。すみません。
君は僕を好きになるのロケ地めぐり記事は、少しずつ成長していきますので時々覗いてみてください。
素晴らしいレポートです。
私も趣味でロケ地巡りしたことあるし、ある地方プロジェクト映画でスタッフブログ担当やロケ地紹介を書いてましたが、ここまで完成度が高いレポートは驚愕です!ありがとうございました。
なおとんさん、お褒めのコメントありがとうございます。
拘って調査と撮影をしたつもりですが、自分としてはまだ完全ではないと思っております。
新しい発見があったら記事を追記していきます。たまにブログをのぞいてみて下さい。
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最後の公園は[港の見える丘公園]じぁなかったのか?ショック。
あの公園は全てセットですね。でも元町百段公園も映画の雰囲気が味わえますよ。
中学2年生の時にこの映画を観に行ったのを覚えています。
舞花駅がどこにある駅なのか?映画の中だけに存在する知らない場所だと思っていましたが東神奈川駅だったんですね。
物凄く懐かしく読ませていただきました。
るるさん、コメントありがとうございます。舞花駅は東神奈川駅です。現在でも当時の面影が残っていると思いますよ。
意外と楽しいので、ぜひロケ地巡りをしてみてください。